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その昔、我が家のひい爺ちゃんは、”ばくろう(馬喰)”という仕事もしていたそうです。
”ばくろう”というのはね、牛や馬の仲買人の事です。
聞くところによると、ひい爺ちゃんは肉牛を売る”ばくろう”さんで、隣町の小樽まで牛と一緒に歩いて行ったそうです。
早く歩いてほしいんだけど、ベシベシ叩くと内出血がおきるっしょ、そうなると、せっかくのお肉がダメになってしまうので、根気よく歩かせて行ったんだってさ。
当時はね、牛を売った代金のかわりに、お米や野菜なんかと物々交換もしてたそうです。
だから、物を交換する事を、北海道じゃ『ばくる』って言います。
”ぱくる”じゃありませんよ、ぱくったりしたらダメだべさ。あとでややこしくなっちゃうも。
”は”につけるのは、○じゃなくって濁点ね。
”そっちのおかずとばくってよ~”とか、”クリームいっぱい付いてるケーキとばくればいいべさ”とか使ったりするね。
『ばくる』をカワイイ形にして『ばくりっこ』と”こ”をつけたりもします。
お弁当のおかずを”ばくりっこ”しよう!・・なんてね。
子供の頃から知らずに使っている言葉だったけど、ちゃんと意味があるんだね。
そう思うと言葉は大切。
先人たちの暮らしの証を、言葉に残しているのだから。
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東京に住んでた時「馬喰町」という駅があるくらいだから
楽勝で通じるはずだと思ってたんですが、ぜーんぜんダメでした。
「交換して」「とりかえっこしよう」っていうより
「ばくって」とか「ばくりっこ」っていうほうが
なんだかフレンドリーであったかい気がするの、私だけかしら。
そういえば、「馬喰町」って「ばくろうちょう」と読むんだと思い込んでたけど
「ばくろちょう」と読むのが正解だって、さっき調べて知りました。
通じないはずだ。
こんばんは
腹巻に現ナマ入れてたそうですね。
それからお嫁さんの世話も結構あったと聞きました。
「ばくる」けっこう普通に使ってるかもです、、、。
ばくる ばくりっこ かわいい~~~
使ってみたいですけどね~通じないだろ~な~
ぽぷらさん 昨日同じ文を二回も送信してしまって
ひぇ~っ恥かし~ぃ 穴があったら入りたいくらい・・・と思ってたら ちゃんと消してくださってて 有難うございました
もみじさんへ
「ばくろちょう」・・そういう町があるんですね。
馬喰さんがいっぱい住んでいた地域なのでしょうか。
きっとその町にも、暮らしの物語がありそうですね。
マルコポーロ さんへ
”腹巻に現ナマ”
そうかもしれません。だって、爺ちゃんもそうしていたところを見た”ばくる”は、私も普通に使ってますね。
きっと、これからも消えない、北海道弁ですね。
野のはなさんへ
何かに・・・こ・・をつけるのは、親しみやかわいさを添えるのだと聞いた事があります。
子供同士のばくりっこは、見てても、とてもかわいく見えますもんね。
それから、私は、最高3回も同じコメントのボタンを押した事があります。だからぜ~んぜん、気にしないで下さいねー。それより逆に、親近感わいちゃいます。
STVラジオのとある番組でも
「ばくりっこ」とサブタイトルが付いた番組が
あったかと思います。
その時は、「アナウンサーが言うくらいだから
おそらく共通語なのだろう」と推測しておりました。
ですから、後で北海道弁だと知ったときは仰天しました。
私は、「ばくる」という言葉を使ったことは
ありません。
MTさんへ
そんな番組があったんですね。
方言も、最近では、特に若い方は使わなくなってきましたけれど、それは無理もない事だと思います。
時代の流れだもの。
”ばくる”という言葉も、しだいに使われなくなっていくのかもしれませんね。